よろしくメカドッグ

【無意味】 ぜひともよろしくお伝え願いたい。 機械犬にはぜひともよろしくお伝え願いたい。 機械犬とはアイボだ。 黒柳徹子はアイボに夢中らしい。 いつも話し掛けているらしい。 機械にだ。 まったくどうかしている。 もっとも、俺にもそういう面がある。 …

プロジェクト十

【無意味】 BGMは中島みゆきで。 会社が吸収合併された。 相手はインドの三流メーカーだった。主にスパイスなどを調合して販売していた。 うちは銀行だ。 日本は大丈夫だろうか。 そうは考えたものの、体力が自慢の肉体派な俺なので、というと聞こえが良…

草津

【無意味】 土産と資本主義についての考察。 遠い所に行きたい。 何もかもを忘れて、しがらみを振り捨てて、遠い所に行ってしまいたい。 そう言って旅立った父は今年で還暦だが、旅らしい旅はその時一度限りだったらしい。 その時は結局、草津に一泊して帰っ…

サマーソルジャー

【無意味】 戦士としての宿命。(03.06.09) 俺は夏の戦士だ。 とにかく戦うのだ。 相手は夏だ。 暑いと言ったら負けだ。 ドテラを着込んでコタツで鍋焼きうどんだ。 汗だくだ。 もうただの我慢大会だ。 …そうじゃない。 そういうことではないのだ。 もっと…

東京ミッドナイトロンリネス

【無意味】 東京で、深夜で、寂しい。 引きこもりだからだ。 しかも無趣味だ。 えらく暇だ。 今日はずっと独りでしりとりをやっている。 5時間ぶっ続けでやっている。 しかも一週間連続だ。 ルールを緩和して同じ言葉が何回出てもOKとした。 果てがない。…

朝焼けのワンウェイジェネレーション

【無意味】 僕らは…。 僕らはワンウェイジェネレーションだ。 一方通行世代だ。 逆戻りはしない。 歴史は繰り返す。 しかし俺たちは繰り返さない。 過ちは繰り返さない。 過ちは繰り返さないし、善行も繰り返さない。 一回限りだ。 何度もやるのは面倒なのだ…

黄昏時のポニーテール

【無意味】 ポニーテールは振り向かない 黄昏時のポニーテール。 ポニーテールは振り向かない。 振り向かないで走り去る。それを追いかける。 どこまでも追いかける。 軽くストーカーだ。 しかし離される一方だ。 ポニーテールは猛ダッシュだ。 奴は本気だ。…

渚のエキゾチック係長

【無意味】 そういう生き方。 渚のエキゾチック係長。 係員はいない。 机一つと椅子一つ。 引出しは共有だ。 海の家のロッカーだ。 冬の間は閉まっている。 不便だ。 不便この上ないのだ。 一日の大半は掃除だ。 机や椅子がすぐにべとべとになるのだ。 潮風…

浮雲男

【笑い?】 エレカシの名曲をモチーフに無意味な文章を書こうとしたら、なぜか感動的な話に。 ぷかりぷかりと浮雲男。 煙草の煙をくゆらせて、ぷかりぷかりと雲になる。 今日もぷかーり、明日もぷかり。 吐き出す煙が雲になる。 起きてはぷかり。 食後にぷか…

うなずき男

【無意味な笑い?】 そして無意味。 桜吹雪の舞い散る中を、しだれ柳の揺らめく中を、うなずき男が今日も行く。 うなずき男心得の条、「ひどく、悲しく、かしましく。」 誰が呼んだかうなずき男。関東平野の晒し者。 「春っていいよね。」 「ああ、いいよね…

散歩男

【無意味な笑い?】 私小説風無意味。 先日来の雨が止み、窓からは久しぶりに日が差し込んでいた。 私は散歩に出かけることにした。 出不精である私はデブ性でもあり、たまには散歩でもしなければ、のっぴきならぬ状況に追い込まれるのは目に見えていた。「…

しりとりエッセイ10:「異文化交流」

先日、ぶらりとバリに行ってきた。(注:表現に一部不正確な点があります。) 高級リゾートに滞在し、すこぶる快適ではあったのだが、同時に居心地の悪さも感じた。 若造である自分が、こんなサービスを受けるに値するのだろうか? そのホテルでは、なぜか人…

しりとりエッセイ5:「路地裏」

夕暮れ時の路地裏に立つ。 辺りには食事を作るにおいが漂っている。煮物のにおい、魚を焼いているにおい。 生活のにおいがする。 窓の向こうでは灯りがともり始める。 台所の窓からは、洗剤やたわしや鍋なんかの雑然としたシルエットが見え、その奥に忙しそ…

しりとりエッセイ6:「ライトエッセイ」

ライトエッセイが、書けない。 エッセイというと、心象風景だとか、ある日の出来事なんかを取りとめもなく書くようなイメージがあるが、そんなものが書けない。 どうしても、「それはなぜなのか?」とか、「どういうことなのか?」とか、「つまりどういうこ…

しりとりエッセイ7:「インド」

インドを一言で語ることはできない。 できたら、別のページで散々「印度旅日記」やその他の文章を書いたりはしていない。 それに、たいした知識もないので、客観的事実なども書けない。 そんなわけなので、自分の文章にリンクを張っておく。 詳細は下記を参…

しりとりエッセイ8:「ドラッグ」

ドラッグ(麻薬)は悪魔の物質である。絶対に手を出してはいけない。 などと思われているが、なぜだろう?ドラッグにも色々ある。 例えば大麻なんかは、タバコよりも害は少ないから禁止するのはおかしい。 などと言われていたが、言われてみればそうかとばか…

しりとりエッセイ9:「軍隊」

日本には軍隊がない。 そんなことは誰でも知っている。 なぜなら、日本国憲法第9条でそのように定められているからである。 ないと決められているのに、あるはずがない。 もはや今時「自衛隊は軍隊ではないのか?」などと疑問を持つ人もいないであろうが、当…

しりとりエッセイ4:「エロ」

「エロス」とはギリシア神話における愛の神の名であり、理想的なものへの愛を意味する。 それはともかく、エロスといえばエロビデオでありエロ本な訳であるが(<結局そうか)、なぜこれらはエロいのだろうか?…ところで「エロい」という言葉はここ二十年ほ…

しりとりエッセイ3:「ぬえ」

「ぬえ」とは、名付けようもない、なんだか正体不明のもののことだ。 橋本治先生に「ぬえの名前」という著作がある。かつて読み、目からウロコが何枚もはがれ落ちた記憶がある。内容は忘れた。 ともあれ、橋本治(敬称略)は、言葉によって「ぬえ」と戦いつ…

しりとりエッセイ2:「犬」

「湖のほとりで犬と静かに暮らしたい。」 そんな願望には、どうも「敗北」の臭いがする。 人間関係に疲れ、誰もいない所に行きたいという現実逃避があり、でも本当に独りになるのは寂しいという甘えがある。 社会にも自分にも二重に負けている感じがする。で…

しりとりエッセイ1:「愛」

「愛こそ全て」などと言うが、全て愛だったら相当重い。 「いや『情けは人の為ならず』、愛とは、与えればいずれ自分に返ってくる潤滑油である。」などという意見は根本的に間違っている。 愛とは見返りを求めない無償の行為である。 自分の利益を求めずひた…

四季

かつてバベルの塔は神の怒りに触れ、人はバラバラにされた。 しかし、世界は今、再び統合の方向に向かっている。 統合とは「死」である。 時代は今、死と再生の時へと向かっている。 世界は円を描く。 循環する。 放物線は頂点を過ぎた。 そして下降線を辿る…

バランス

自分の内面へと深く潜っていく。 自我を超えて無意識の領域へ。 闇とカオスの柔らかい泥沼へ深く沈潜する。 そしてそこで見たものを意識化する。 言葉にする。そこで足場を固め、世界へ向かう。 方向性や役割を一番深いところで確かめ、そしてその上で、社会…

エネルギー

現実の中に留まり、そこで負荷を感じること。 時間を感じること。 没入すること。 集中すること。 流れに乗ること。 流れを感じること。 味わうこと。 経験すること。 それが時間というものの中に投げ込まれた、生の目的だ。 では、例えば瞑想などをして、自…

2002年に読んだ本

「哲学者かく笑えり」 土屋賢ニ ☆ 「アミ 小さな宇宙人」エンリケ・バリオス ☆☆☆ 「もどってきたアミ」エンリケ・バリオス ☆☆☆ 「アミ 3度めの約束」エンリケ・バリオス ☆☆☆ 「欲望と資本主義」 佐伯啓思 ☆ 「哲学」 稲盛和夫 ☆ 「アムリタ」 吉本ばなな ☆ …

刑事

【新造語】 もう刑事はいいだろう。 2002年○月○日 製作○部 新番組 企画書(案) 各位長引く景気の低迷に伴い、各クライアント企業においても広告宣伝費は減少の一途をたどっております。 このような現状の中、当社営業部門の必死の努力にもかかわらず、番組…

エントロピー

閉じられた系においては、物質とエネルギーの量は不変であり、エネルギーは使用可能なものから使用不可能なものへと変化しつづける。 秩序が生まれているように見えても、その周囲ではより大きな無秩序が生まれている。 生命とは秩序である。 しかし、その周…

組織と外部

「全社スタッフ」と呼ばれる、経営企画部門や総務・人事部門や経理部門は「外部」に触れる場所である。一般的には、会社において外部に触れる部門は「営業」であると思われるであろうが、それは現象面に過ぎない。 内部に見えるものは外部、外部に見えるもの…

言葉とコミュニケーション

携帯やメールでやり取りする膨大な言葉。 どこまでも増えつづける。 それは一度に交わす情報量が少ないからだ。 人はコミュニケーションを必要とする。 エネルギーの、情報の交換をしなくては、開放系の我々は安定していられない。 外部から取り入れ、外部に…

言葉と井戸

人は、言葉と論理によって心に構築物を作ろうとする。 しかし、心に感じられる情報量は圧倒的で、それに論理の光を照らし、頭で理解しようとすると、いつまでたっても言葉に置換える作業に追われつづけることになる。 心の闇を照らし、心の中を秩序付け。 し…