2009-01-01から1年間の記事一覧

[本」「ザ・テレビ欄」と共に失われた時を求めて

失われた時を求めてみた。■1975年4月 2歳〜3歳である。さすがに日常の記憶はほとんどない。しかし、京都に旅行に行ったことを覚えている。駅前のホテルの窓から、電車がたくさん見えた。新幹線が見えて嬉しかった。そのホテルに「おむつを忘れた」といっ…

ザ・テレビ欄

素晴らしい本を入手した。その名も「ザ・テレビ欄」という。どんな内容か全く想像がつかないと思うので説明すると、新聞のテレビ欄だけがひたすら載っているという。…ご想像の通りである。 過去のテレビ欄などは、図書館にでも行って新聞の縮刷版などを手に…

「1Q84」(村上春樹)

ここ数年、読む小説は村上春樹のものだけだ。そして、こうして久々に文章を書かせるのも村上春樹だけだ。 パターンとテーマは決まっている。 孤独な主人公。彼はいつも些細な何かによってこの世界につながっている。しかし彼が立つのはいつもこの世界の狭間…

[雑」ほろ酔い

今に在ると言葉はなく。 ほろ酔いとジーンとした幸福感。 怒りも、寂しさも、違和感も、疎外感もなく。満たされている。満ちている。モノに飽きた我が世代、我が時代。 消費に喜びはなく。むしろかすかな罪悪感。 必要なものはすぐに手に入り。今、表面的に…