[雑」ほろ酔い

今に在ると言葉はなく。
ほろ酔いとジーンとした幸福感。
怒りも、寂しさも、違和感も、疎外感もなく。満たされている。満ちている。

モノに飽きた我が世代、我が時代。
消費に喜びはなく。むしろかすかな罪悪感。
必要なものはすぐに手に入り。

今、表面的に世界を理解して生きていくだけでは退屈で、だから多くの人は死んだ目をしている。
だからこそ「勉強」が必要で、大いなる「分からなさ」の中に分け入れば、興味は尽きることなく。
この世界を探求し続けること。―外の世界であっても、内側の世界であっても―それを敢えてする人だけが、この世界を新鮮に感じ続け、若く、輝いた目でいられるのだろう。