BOYS BE…

でもやはり、気分に左右されずに物事を考えることは大切なことで。 それはあくまで追求すべきことかも知れない。 そのために安定した身体を作るってことをみんな目指していて、 それが現実的にできる努力なのかもしれなくて、 そんなことは最初から当然なの…

思考と感情

思考は感情に支配される。 思考は脳により、感情は身体による。 脳も身体の一部だから、思考もまた身体によるものである感情に大きな影響を受ける。 思考はいつでも感情の後を追う。思考とは常に理由の後づけで、それは例えばスタッフの仕事みたいなもの。予…

スタッフ的ということ

スタッフ的。 みんなわざと近視眼的に仕事をしているように見える。 資料の準備とか、情報の加工とか、体裁とか、文字とか形とかにこだわって。 ものすごい勢いで何かを産み出し、猛烈に進んではいるのだが、それによって何をするのかということには敢えて誰…

戦争

仕事も「戦争」になり得る。 「経済戦争」というのも言葉通り「戦争」なのかもしれないと思う。 企業同士の戦い。敢えて闘う必要はないのかもしれないのに、わざと情報を隠し、緊迫した対立関係を作り出し、そのために膨大なエネルギーを消費する。 多分広い…

集団と闇 

集団は、閉じられていればいるほど、まとまっていればいるほど、生贄を必要とする。犠牲を必要とする。 光だけの集団は存在しない。どこかに影ができる。ゆがみがたまる。カオスが生じる。そして、それを引き受ける人を必要とする。逆に言えば、まとまった集…

テロ 

街はアメリカのテロ事件の話でもちきりだった。 そんな話になんとなく加わりながら、つくづく、人は情報を手に入れて交換することが好きなのだなあと思っていた。 自分の中を情報が通っていくと、参加している感覚、つながっている感覚を感じられる。 しかし…

構築

僕がこうしてホームページの更新を続けるのは、世界を構築することが楽しいからだと思う。 僕は世界に秩序を作り出すことが好きみたいだ。だから世界を広げ、細部をメンテし、構成し直す作業が全く苦にならない。これはきっと庭いじりとかと共通するんだろう…

退屈と非日常

つまらない。 みんな右のものを左に運んだり、左のものを右に運んだり、どうでもいい情報を伝え合ったりして、時間とエネルギーを消費しているみたいだ。 そうして稼いだはした金は、ギャンブルにつぎ込んで蕩尽する。 何も産み出さない。何も変わらない。退…

進化

進化は新たな世代から始まる。 今西錦司氏がそう言っていた。 生物は、一個の突然変異によって突然変わったり、何代にもわたる生存競争の果てに徐々に変わったりしていくのではなく、新しい世代の一定数以上の個体が何らかの変化を受け入れることによって、…

ネオテニーの時代

人類が人類となった原因は「ネオテニー」であるとする説が割と有力らしい。 これはL・ボルクが唱えた説であり、岸田秀や今西錦司などもこれを支持している。 この説によると、人間は猿の胎児の「幼形成熟」であるという。 その証拠に人間の赤ん坊は無能力で…

脳をめぐる雑感

脳は存在自体に矛盾をはらんでいる。脳は負荷を求め、自己目的的に働こうとする。 脳が退化しないために、脳内の神経は相互に過剰な結びつきをする。 それが意識の由来とも言われる。 脳内の神経は信号を飛ばす。 その内容は問わない。 コミュニケートするこ…

時間と価値

時間をかけるほどに充実感は増していく。 それは労働にしても、趣味にしても、移動にしてもそうで、時間を費やすほどにその成果は大きいもののように感じ、大きな達成感を感じることができる。(実際の達成度とは関係なく。) 資本主義経済では、「時間」は…

成熟と排除

以前ほったらかしだった書き込みをつなげましょう。>(無題) 投稿者:よーた 投稿日: 3月26日(月)14時58分09秒 <今日のメモ> ・成熟とは曖昧さを受け入れることで、世界は黒か白か/敵か味方かだけじゃないことが分かることなのかもしれない。そしてそれ…

バベル

以前、家電リサイクル法についてちらっと書きましたが、それに関して。 リサイクル拠点を整備して、テレビやクーラーや冷蔵庫や洗濯機のリサイクルを自前でできるのは、大企業によって形成される2つのグループだけだと言われているようですね。 ということ…

枠組みと趣味

世界には、枠組みがあります。以前まとめて「A」と書いたものです。 「物語、制度、ゲーム、権力、フィクション、約束事、社会、共同幻想、宗教、言葉、規範、道徳、歴史…」、追加して、「自我、理性、因果律、線形システム」など。 ここから逃れるための試…

バランス

「バランスをとることが必要」、これは僕のテーマではありますが、もしかしたらそれはアダム・スミスが「市場はいずれ需要と供給のバランスの取れた理想状態に至る」と言った(願った)ことと同じ理想論でしょうか。現在の経済学はなんだかんだ言ってまだそ…

人称

日本語には自分や相手のことを指し示す言葉がたくさんあります。 一人称では、「私、僕、俺、あたし、こっち、当方、拙者、我輩、手前、テメエ、我、自分…」 二人称では、「あなた、君、あんた、そっち、オタク、貴殿、お嬢ちゃん、ボク、お兄さん、お姉さん…

ベルセルク

「ベルセルク」という漫画がある。 その途中で主人公は、「魔」の世界を見る。そしてそれ以降主人公の世界はねじれ、今までとは景色や持つ意味が変わってしまう。 僕の世界はインドで変わってしまったのかもしれない。 あの夜、僕は生の螺旋階段を登り、1つ…

悲しみと言葉

僕がこのHPで何度か繰り返しているテーマのひとつに「言葉の限界」ってことがある。 直接的な生の感情に対して、言葉で言い表せる範囲はあまりにも限られているということ。 言葉は常に死んだ構築物で、なにかを表そうとするとき、それは不便でもどかしい…

潮流

<失われた10年> 1990年代は「失われた10年」と呼ばれる、長期的不況の時代であった。 1990年代は「相対化の時代」でもあった。あらゆるものが相対化された。 ・社会主義の相対化:ベルリンの壁崩壊(1989年)が象徴している。 ・産業文明の相対化:京都会…

歴史〜堺屋太一を読んで

堺屋太一氏は頭がよい。 それは混沌とした状況に対し、歴史から大きな視点を持ち込んで、それによって流れを読みとり、方向を指し示すからだ。 その話を聞くと目からうろこが落ち、そうかそうだったのか、こんなに明白に目の前にあった事実が見えなかった自…

決断

忙しさの中にまぎれて、テレビの中に、音楽の中に没入して、人は何から逃げようとしているのだろうか。 まずはスピードを早め、効率化を進めることに力を注ぐ中、何を先送りにしようとしているのだろうか。 何を見ないようにしているのか。 きっと、「決断」…

歯車

モーターのついた歯車になりたい。 人は社会の歯車だ。 よく「組織の歯車」とか言うけど、自由業だって自営業だって歯車の1個には変わりないわけで。 そう思ってない人は単にそれに気づいてないだけで。 仮にも社会に出て、お金もらって生活してる人は、み…

光と闇〜芸術家〜

ジミー・ヘンドリックスは「頭のなかの悪魔がオレにギターを弾かせる」と言ったという。 芸術家は誰でもその頭の中には悪魔が住んでいるのだろう。 その現れ方が個性であり、その伝え方が技術である。 頭の中に悪魔がいなければ、いくら技術があっても「職人…

司法試験とデジタルとアナログと小沢健二

先日、新聞に「司法試験に合格して研修中の判事補が判決文を書く際に、指導官に『有罪と無罪のどちらで書きますか?』と問うた」という話が載っていた。 答案を書く技術はあっても、「一つの問いに一つの答え」と思い込み、マニュアルに頼ろうとする。最後に…

人生ゲーム

人は(特に男は)、自分の中に何もない不安からか、すぐになんらかの目的をもった集団の中に自分を同化しようとする。 その対象は、スポーツのチームであったり、企業であったりするし、国家であったり、民族であったり、宗教であったりもする。 別になんで…

道徳

共同体の崩壊が進んでいる。 何が新しい道徳・倫理たりえるのだろうか。 今まで、日本で道徳の基礎になっていたのは「世間体」だった。 絶対的な神が信じられていない日本では、「世間の目」という他者が、個人を律していた。 世間と同じか、もしくは逸脱し…

多忙

連休明けや出張の後、机の上には紙の山。PCの中にはメールの山。やらなきゃいけないことが溢れている。 うおおおーーー!!発狂しそうになる! …そんな経験は誰しもお持ちのことでしょう。 そんな時、手帳の後ろに書いてあった「タイム・マネジメント」の手…

共同幻想

人間は本能が狂っている。 根源にどうしようもないズレがある。 人間に「自然」はない。 動物にとっての自然は、敵/味方、食える/食えない・・・世界は、生きていくために明確に「意味」づけされている。 だけど人間は本能が狂っているから(天敵がいない…