バベル

以前、家電リサイクル法についてちらっと書きましたが、それに関して。
リサイクル拠点を整備して、テレビやクーラーや冷蔵庫や洗濯機のリサイクルを自前でできるのは、大企業によって形成される2つのグループだけだと言われているようですね。
ということは、それ以外の自前でできない企業は、他の大企業のルートに乗せてもらうしかないわけです。そしてそのためには、部品等の規格を合わせないといけないわけです。
これはやっぱり、一方では事実上の外国製の安い製品の締め出しか?という気もしますし、一方で、規格の統一化の大きな流れの一環であるという気もします。

僕はベータのビデオを買って痛い目にあったとかいう経験はないのですが、やはり規格は当然統一されていくべきだろうと思っているので、規格の統一は正しい流れだと思っていますが、そうしてバベルの塔を作り上げて喜んでいると、神の怒りに触れて互いに言葉が通じないようにされた上に、世界中にばらまかれてしまいます。
…というお話は、多様性がなくなると無駄の排除をしているようでいて実は大きな停滞を招く可能性がある、ということを言っているのかもしれませんし、生物は一見無駄と思える多様性の中で、競争しながら変化に対応しつつ生き残っていくというシステムであるのだから、きっとそれは正しいのだろうと思いつつも、パソコンはMSXから始まり、今はウインドウズ派な僕であります。