さよならだけが人生だ 

さよならだけが人生で、いつも別れ際になると、決まって、何か伝え忘れたことがあるような気がしてくる。
相手の事が好きだったことに気づいて、伝えるべきメッセージがあったような気がしてくる。
だけど、いつだってそれを伝えることはできない。
いつも、それは永遠に続くような気がしているから、いつも、手遅れになる。
独りきりの生は寂しくて、誰かとメッセージをやりとりしながらじゃないととても耐えられない。
だけど、いつも手遅れだ。

・・・というのは、誰かの送別会かなんかに出て、酔っ払った挙句に書き散らした言葉なんだが。