1986年に良かった本

夢中で読んだ記憶がある。読者だと思っていたのに、いつの間にか物語の中に組み込まれていた主人公。それを読んでいる自分自身すら物語の一部であると感じさせるメタレベルの記述が衝撃的。合わせ鏡のような、まさにはてしない物語
示唆的な話。願いがかなうたびに、それ以前の記憶を1つずつなくしていくとか。記憶をなくしてしまうと元の世界には戻れないとか。いまだに印象に残る。
これ以前から本はよく読んでいたが、それがどの程度今の自分に影響を与えているのかは不明。

子供が読んでも面白く、大人になってから読んでもなお深いという素晴らしい物語。いまだに影響を受けている。