2001-07-01から1ヶ月間の記事一覧

進化

進化は新たな世代から始まる。 今西錦司氏がそう言っていた。 生物は、一個の突然変異によって突然変わったり、何代にもわたる生存競争の果てに徐々に変わったりしていくのではなく、新しい世代の一定数以上の個体が何らかの変化を受け入れることによって、…

ネオテニーの時代

人類が人類となった原因は「ネオテニー」であるとする説が割と有力らしい。 これはL・ボルクが唱えた説であり、岸田秀や今西錦司などもこれを支持している。 この説によると、人間は猿の胎児の「幼形成熟」であるという。 その証拠に人間の赤ん坊は無能力で…

脳をめぐる雑感

脳は存在自体に矛盾をはらんでいる。脳は負荷を求め、自己目的的に働こうとする。 脳が退化しないために、脳内の神経は相互に過剰な結びつきをする。 それが意識の由来とも言われる。 脳内の神経は信号を飛ばす。 その内容は問わない。 コミュニケートするこ…

時間と価値

時間をかけるほどに充実感は増していく。 それは労働にしても、趣味にしても、移動にしてもそうで、時間を費やすほどにその成果は大きいもののように感じ、大きな達成感を感じることができる。(実際の達成度とは関係なく。) 資本主義経済では、「時間」は…

日野啓三

日野啓三は、「生と死、現実と夢、意識と無意識、光と闇、進化と記憶…」などについて、芸術家の感性と論理の両方を持って考え続けている人。(前者が強め。)90年代、日野氏60歳代に入ってから大きな手術をし、死と向き合うことによって、一段と深い所に…

夢分析

え?当りなのか? 俺ってすごいの? それとも君が単純なのか?(失礼) もしくはそもそも夢とはそういうものなのか。 そうかあ、夢分析家にでもなろうかなあ俺。<夢ところで、すごいといえば「夢の中で頬をつねってそれが夢でないことを確認する」というの…

ドリーマー

何日か前に、夢に関するナイスな書き込みがありました。 それを分析してみると、「打ち倒した子供」というのは実は自分自身であり、それは古い自分からの脱皮を意味していて、そのことは自分では「正しいことだ」と理解はしているのだが、それは同時に今まで…