2001-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 「TEAM ROCK」 (くるり)

早くも今年のベスト3入り決定。て、後1枚しか残ってない。 学生時代の怠惰な空気。昼と夜が繋がっている感覚。リアリティがない日常の確かな感覚。その中で生まれた物悲しさとふいに突き抜けた高揚。前提として、メロディーが強力。 「ワンダーフォーゲル…

 「BOLD AS LOVE」 (JIMI HENDRIX)

ジミヘンの2nd。AJICOに持っていかれたってのもあるが、第一印象は1stの方が良い。そして僕は第一印象で全てを判断する。

 「深緑」 (AJIKO)

カッコ良すぎる。震える。早くも今年のベスト3入り決定。浅井健一の世界なんだろうけど、音に幅ができて、さらにUAの個性が加わって強烈なまでの緊張感が生まれている。 クールで切ない。乾いた情緒。 才能がある人はいつか幸運な出会いをして、傑作を作…

「ブレードランナー」(映画)

原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(フィリップ・K・ディック)には感銘を受けたが、そこが全く映画に生かされていない。 感銘を受けた場所とは、例えば、 ・アンドロイドと人間の区別がつかず、アンドロイドである自覚さえ曖昧で、自分で自分の…

今日のトキメキ☆夢日記

「都内の閑静な住宅地の奥。広く瀟洒な作りの一戸建て。 そこに遊びに来ている。 住んでいるのは、旧華族のような名門の家柄の家族。 おばあさんと若い娘がいるようなイメージ。 静かに、上品に暮らしている。 庭は広く、木々が生い茂っている。一面の緑。木…

「エデンの東」

なぜ今までこの映画を観なかったんだろう、という作品がある。 僕の場合、そんなものはもう何十本とあるのだが、その中の1つ。 あまりにいろいろなことが語られすぎていて、今さらいいやと思っていたというのが大きい。これが伝説のジェームスディーンか。…

「弾丸ランナー」(監督:サブ/田口トモロヲ・ダイヤモンド☆ユカイ・堤真一)

何をやってもダメな人を演じさせるとうまい田口トモロヲ氏。名前は有名だし何度も見ているはずなのに未だに顔が覚えられない。この印象の薄さもダメなところか。それが走る。銀行強盗をする前に入ったコンビニで、なりゆきで発砲してしまった店員から逃げる…

夢と現実の間

夢と現実の間に位置する流動的な場に降り立ち、言葉と意味との結びつきをほどいて精神の柔軟性を取り戻す真摯な実践活動の成果。あるいはシュールレアリズム。あるいはゴミ。 諦めの境地に達していた。 もはや手遅れだった。 脳髄がきりきりと痛んだ。 俺の…

「PET SOUNDS」(THE BEACH BOYS) 

なぜか初めてビーチボーイズのアルバムを買って聴いてみる。 素晴らしい。ポップさと濃さが同居している。 ビーチボーイズといえば、「サーフィンUSA」だと思っていたが。 こういう出会いがあるから素晴らしい。1965年、ブライアン・ウィルソンは、ビート…

人称

日本語には自分や相手のことを指し示す言葉がたくさんあります。 一人称では、「私、僕、俺、あたし、こっち、当方、拙者、我輩、手前、テメエ、我、自分…」 二人称では、「あなた、君、あんた、そっち、オタク、貴殿、お嬢ちゃん、ボク、お兄さん、お姉さん…

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

(ネタバレあり。) 泣いた。最後に。 ビョーク演じる主人公に、次々にこれでもかと襲いかかる不幸。場内からはすすり泣きの声が聞こえていたが、僕は途中では全く泣けなかった。不幸過ぎて、胸が苦しく重くなるだけで涙にはつながらなかった。 しかし、全く…

ベルセルク

「ベルセルク」という漫画がある。 その途中で主人公は、「魔」の世界を見る。そしてそれ以降主人公の世界はねじれ、今までとは景色や持つ意味が変わってしまう。 僕の世界はインドで変わってしまったのかもしれない。 あの夜、僕は生の螺旋階段を登り、1つ…